小説
僕が君に、恋したように
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何を書いているんだろうと、
ふと気になったあの日。

僕は、そっとその子に近づいた。

其処には、埋もれかけて
名前の無い相合傘。



そこで初めて、僕は気づいた。

いつも其処で頑張っているその子は、
僕の好きな人。



その時僕は、思ったんだ。

もし、僕が君に
恋をしていなかったとしても。

それでも僕は、きっと。

今この瞬間、恋に
落ちていただろうって。



そう思ったら、
心が軽くなったんだ。



だから今日も、
僕は君に、恋をする。


まるで君と、初めて
出会った時のように。

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