1/6ページ目 たとえば私が“お姫さま“で。 そしたら貴方が此処に来る筈はなくて。 だから私は、貴方に好かれる資格も、 好きになる資格も、ただ見ている 資格さえもなくて。 そんなの悲しすぎる。 でも、そういう運命なんだ、きっと。 私は彼の傍に居てはいけない。 居る資格がない。 彼をこれ以上、苦しめたくない。 かと言って、急に態度を変えるのも 可笑しいし、どうすればいいんだろう。 ガタン。 そこまで考えて電車が揺れた。 それと同時に美夏の声が耳に入る。 「もう、どうしたの?さっきからぼーっとして。廉くんとなんかあった?」 「別に何もないよ。 てかそういう目で見ないで!」 「だぁーってそうゆうふうにしか 見えないしぃ〜?」 「むぅ〜。本当に違うのに…。」 「まぁ美緒が違くても廉くんは 絶対美緒好きだよ。」 そんな事分かってるよ。 ってか私も廉好きだし! 「そんなのないよ。 廉が私を好きな訳ないじゃん。」 <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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