小説
ハナミズキ〜僕からキミへ〜
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初めて会った時、
彼女はあまりにも純粋だった。
あんな親に育てられたなんて
信じられないくらい、ひどく純粋だった。

だから、最初はただの興味本位。
彼女がどんな人間なのか、
それが知りたかった。

一緒に居れば、彼女の本質が
わかると思ったんだ。
でも、わからなかった。
彼女はいつまでもどこまでも、
ただひたすらに純粋だった。
そんな彼女を見て、思ったんだ。
悪と一緒にいても、
善は染まらないって。

それを綺麗だと思ったのは僕。
彼女はそうは思わなかったらしい。

今までのものを、すべて捨てた。
そして、僕の色に染まりながら、
僕の色に染まらない。
でも、彼女がそういうふうだから、
僕は彼女を愛した。

そう、愛したんだ。
だから大切にした。
だから悩みを閉じ込めた。
それが‘愛’だと思った。

でも、今になってやっと気付いたよ。
それは‘愛’なんかじゃないって。

支え合うんだ。
‘愛’って、一緒に生きていくって、
そういうことなんだ。

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